「管理対象出力先で管理対象外ソースからの書類を許可」とは、かんたん一括設定内にある、
アプリ同士の連携を制御する項目となります。
また、かんたん一括設定内では下記の制限項目を提供しております。
①管理対象外出力先で管理対象ソースからの書類を許可
②管理対象出力先で管理対象外ソースからの書類を許可
上記にて、②を不許可にすると、「電話帳配布」「電話帳共有」「あんしんバックアップ」などの
アプリが、 端末の「連絡先」と同期できなくなります。
※Apple社により「連絡先」は管理対象外ソースとして固定で設定されているため
なお、「管理対象」とはManaged Appsやアプリカタログで配布したアプリを指し、
「管理対象外」とは、Managed Appsで配布していないアプリ (連絡先・写真・メールなどの
プリインストールアプリ含む)を指します。
■アプリ同士の連携の制御の動作例
「電話帳配布」と、プリインストールの「連絡先」アプリを連携する場合
パターン1
・「電話帳配布」をManaged Appsやアプリカタログで配布 ⇒ 管理対象出力先扱い
・「連絡先」 ⇒ 管理対象外ソース扱い
「②管理対象出力先で管理対象外ソースからの書類を許可」を禁止にしていると
「連絡先」と同期できません。
パターン2
・「電話帳配布」をPULL型(アプリケーション配布メニューより登録)で配布したり、
手動でApp Storeからインストール ⇒ 管理対象外出力先扱い
・「連絡先」⇒ 管理対象外ソース扱い
「①管理対象外出力先で管理対象ソースからの書類を許可」、「②管理対象出力先で
管理対象外ソースからの書類を許可」 のいずれにも該当しないため、
制限対象とならず、②を禁止したままデータ同期が可能となります。
ただし、管理対象外アプリはアップデートや遠隔削除ができなくなるため、
企業のモバイル管理としては適切ではありません。
暫定回避策としては、「電話帳配布」「電話帳共有」「あんしんバックアップ」いずれかを
Managed Appsから配布している場合は、一時的に②を許可し、
同期が完了したあと、再び②を禁止してください。